フェズ②

モロッコ料理の基本はタジンだ。クスクスは、実は金曜日(お祈りの日、キリスト教で言うところの日曜日)に食べる料理で、毎日食べるものではないらしい。だからほぼ毎日何らかのタジンとモロッコのパンを食べた。

どの料理もハーブやスパイスがたくさん使われている。それから甘い料理が多い。干しぶどうや干しプルーンなどが入っているからか?この甘さの謎は最終日に参加した料理教室で解明されたが、それについてはまた次の記事で。

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b0032039_5181117.jpg一番の美味しかったのはケフタ(肉団子)のタジン。初日に入ったレストランでマサコが注文したもの。マサコの元上司はパリの前にモロッコのラバトで働いていて、マサコはその上司のお宅で何度かケフタのタジンをごちそうになっていたらしく、この料理の美味しさを知っていたらしい。初日にちょっとわけてもらったケフタのタジンが美味しかったので、別の店で同じケフタのタジンを食べてみたが、やっぱり初日に食べた店のほうが美味しかった。だから帰る日の前日の夜に、初日に入った店にもう一度行って食べた。

フェズで食べられるタジンはほぼ肉のタジンだ。魚のタジンは見かけなかった。だから魚が食べたくなる。それから生野菜。タジンやクスクスにも野菜は入っているが、すべて火が通ったものなので生野菜が恋しくなる。そんなときにちょうど入ったサンドイッチ屋で鰯と鯖のフライが食べられた。それからタブレ(生トマトの角切りサラダ。フランスのタブレとは違う。)も食べられた。歩き疲れてお腹もペコペコだったせいか、夢中になって食べた。

メディナの中には、地元の人が利用している小さな食堂があったり、路上でサンドイッチやスープを売る人がいる。まあどれも美味しいのだろうけど、衛生的にはNGだ。それに血なまぐさい肉屋の近くで食事するのはかなりハードルが高い。魚のフライを食べたサンドイッチ屋も地元の客も入る店だが、生鮮食品のスークからは離れていたので美味しく食べられた。

レストランの店員は100%男性だ。でも厨房を除くと、料理しているのはほとんど中年の女性だった。つまり料理はお母さんが作る家庭の味だ。サンドイッチ屋も店員は青年だったが、料理はすべて家でお母さんが作った物を運んできて提供しているそう。宗教的に女性が全面に出て仕事をするお国柄ではないが、モロッコのお母さん達はきっと働き者なんだろう。



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クレープを焼くおばちゃん
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レストランの厨房にいたおばあちゃん(ちょっと暗いけど)
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by redballoon13 | 2010-12-30 05:30 | 仏蘭西にて