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蜂蜜

蜂蜜_b0032039_1473064.jpg蜂蜜_b0032039_148236.jpg雅子の姉夫婦が今フランスに旅行に来ていて、明後日トゥールーズに来る予定だ。準備も兼ねて日曜の特設市場に買出しに行った。お目当てのものは、蜂蜜とワインとオリーブの実。スーパーで売っているものとは、一味も二味も違う。


蜂蜜は老夫婦が売っているABマーク(AGRICULTURE BIOLOGIQUE)、無農薬有機栽培、通称BIOの商品だ。生産者の名前もラベルに表示されている。というか売っているおじいさんが生産者だ。今回はひまわりの蜂蜜を買った。500gで3.5ユーロだった。日本の蜂蜜専門店で買うと、おそらく3倍はするだろうと思う。しかも瓶もかわいくて、雅子が喜んでいた。5ユーロ札で支払いを済ませ1.5ユーロのおつりを貰うはずだが、おばあさんは計算が苦手なようで2.5ユーロを手にしながら「おつりはいくらかしら?」と困った様子だった。居合わせた他のお客と雅子が1.5ユーロだと教えると、握っていた2ユーロ硬貨を1ユーロに換えて渡してくれた。フランス人は計算が苦手な人が多いと聞いたことがあるが、このおばあさんもその一人だ。でも、田舎の村で蜂蜜を作る生活には早く正確に計算ができる能力よりも、もっと必要なことがあるのだろう。蜂蜜を3瓶買っていたお客さんは、とても時間がかかっていた。蜂蜜一つとっても、フランスのお国柄が良く分かる。悪く言うと効率が悪く、良く言うとのんびりと豊かな時間が流れている。フランス人は待つことにあまり文句を言わない。そのくせ信号では待つことを知らない。日本人とは全然違う。

ワインは先週末、友人宅にお土産として持っていったものと同じのを買った。テーブルワインだけど、とても美味しかったので今週もまた飲むことにした。ワインのつまみのオリーブは初めてだったので、ちょっと辛くておすすめのものを店主に聞いて買ってみた。それから、雅子に承諾を得て念願の珈琲豆を250g買った。来週もまた行こうと思う。
by redballoon13 | 2005-02-07 02:42 | 仏蘭西にて