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ドライブ Ⅱ Rocamadour

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ドライブ Ⅱ Rocamadour_b0032039_4195394.jpgドライブ Ⅱ Rocamadour_b0032039_4203491.jpgカオールを出てからは、高速道路を使わずに一般道でロカマドゥールに向かった。小さな村をいくつか通り過ぎたが、村と村の間には本当に自然しかない。車がすれ違うのもやっとというくらいの細い山道を一時間半位進むと、山頂の景色が開けて断崖絶壁に無理やり造ったような岩の村が現れた。ロカマドゥールの全景が見えた瞬間は、今まで見たことのない風景に出会って驚いてしまった。

そのまま村に入り崖の下の駐車上に車を止めて、頂上まで歩いて登った。普通、村や町というものは水平方向に広がっているものだが、この村は写真でも分かるようにほぼ垂直方向に村が広がっている。絶壁に建物が張り付いているのを想像してもらえばいいと思う。出発前にセシルが歩きやすい靴を履いていくようにとわざわざ言いに来た理由が分かった。頂上まで登るのは一苦労だった。

お腹も減ってきたので崖に面したレストランのテラスでランチをした。滅多にないレストランでの食事だ。フランス南西部特産の鴨肉とヤギのチーズを使った料理とカオールで飲むことの出来なかったワインを満喫した。旅の楽しみの半分以上は食事にあると言ってよい、と俺は思っている。今回のレストランは雰囲気も味もサービスも満足で、気分良く次の目的地のサン・シル・ラポピーへ向かうことが出来た。

余談だがセシルは昔、スチュワーデスだったことが判明した。「だから英語が堪能なの私」、と言っていたと雅子が言っていた。
by redballoon13 | 2005-05-22 04:57 | 仏蘭西にて