1600kmの旅 その3

b0032039_23244142.jpgb0032039_2326422.jpgコート・デュ・ローヌというワインの産地の中で、最も美味しいワインを作っていると言われる、シャトー・ヌフ・デュ・パプという村の中世祭りを見に行った。シャトー・ヌフ・デュ・パプというこの村の名前は日本語に直訳すると”法王の新しい城”という意味だ。14世紀初頭にカトリックのローマ法王がフランス南部のアヴィニョンという町に一時期引越しして住んでいたというのは世界史で習うことだが、ローマ法王はアヴィニョンのすぐ近くの村にも別荘を持っていた。その村がシャトー・ヌフ・デュ・パプだ。法王がこの村の付近にぶどう畑を作らせてできた上質なワインは、現在でも良質なワインとして有名になっている。

そのワインの村で俺たちが旅行をする期間に中世祭りが開催され、ワインのテイスティングもできるという情報を得て、半ばワイン目当てで祭りに参加してきた。村に着くと、ちょうど祭りが始まる時間で、村長がオープニングのテープカットをするところだった。村民と思われる人々は中世時代の衣装を着て、兵士、音楽隊、法王などの役を演じている。空砲だが銃を打つデモンストレーションもあり、けっこう本格的な雰囲気だ。でも法王を演じた人は法王という立場を忘れて記念撮影をしていた。あきらかに法王ははしゃいでいる。きっと彼はこの晴れ舞台を楽しみにしていたに違いない。一方であきらかに嫌々衣装を着せられてしまったような表情の村民もいる。小さな村の小さな祭りの一場面。はしゃぐおじさんと少し冷ややかな若者達。日本の祭りとほぼ同じだ。

肝心のワインのほうはコート・デュ・ローヌの最高峰と言われるだけあり、お値段も高かった。高いと言っても日本円で2~3千円だせば、最高級ワインが飲める。ワイン好きにはたまなない村だ。



b0032039_23303010.jpgb0032039_23314938.jpgこの武器で襲われることを想像すると鳥肌が立つ。体を直接切りつけてくる斧や鉄球は即死できずに、超時間苦しみながら死んでいくことになりそうだ。それに十字架のマントを着た兵士達はとても不気味だ。十字軍の時代はこんな武器とこんな装いで異教徒の村を襲って皆殺しにしていたのかと思うと、本当に恐ろしい。
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by redballoon13 | 2005-08-14 23:23 | 仏蘭西にて