2008年最優秀バゲット

b0032039_18132077.jpg「伝統的なバゲットを守ろう!」という主旨で1993年から毎年行われている、パリ最優秀バゲットコンクールで1位になったお店で、バゲットを買った。お店の場所は、自分の最寄り駅と同じ12号線の終点駅だったので、乗り換え無しに行けた。例えなくてもいいかもしれないが、日比谷線でいうと上野駅から中目黒駅ぐらいだ。
写真のパンの袋には、職人の名前と2004年にフランス国家最優秀職人賞を獲得したことが書いてある。この賞を受賞したのが若干24歳で、すでに職人としては申し分がないのだが、それでもようやく今年28歳で、コンクールで1位になったのだから、それだけ他の参加者のレベルが高いということだろう。
(ここ何年かのコンクールでは全て5位内に入賞している)

この賞を獲得したアニス・ブアブサという人は、両親がチュニジアから移民してきたフランスでよく見かける移民の子だ。その移民の子が、フランスの象徴のひとつでもあるバゲットのコンクールで1位になったというこは、とても意味のあることだったらしい。

そして、最優秀バゲットに選ばれたその1年間、大統領の住むエリゼ宮からバゲットの注文を受ける栄誉を与えられるということだから、移民嫌いのサルコジ大統領(移民の子)は、移民の子が焼いたパンを食べて何を思うだろう。

で、その1位に輝いたバゲットの味なんだけど、噛めば噛むほど味わい深くて美味しい。それに、見た目がまず美味そうだし美しい。

でも、家の近くのバゲットも美味しいし、そもそも、ほとんどのパン屋で売られているパンはどれも美味い。あとは、やれ固いのがいい・もちもちしているのがいい・酸味が少しするのがいい etc・・・人それぞれの好みの問題になってくる。

1位に輝いた焼きたてではないバゲットより、近所のパン屋の焼きたてのバゲットのほうが美味い。つまりは、どの店もある一定の高い水準にあるので、焼きたてにはかなわないということだ。
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by redballoon13 | 2008-10-07 18:59 | 仏蘭西にて