アウトレイジ
2010年 11月 30日豪華なキャスティングではあったが、人数が多過ぎたせいなのか、一人一人の描かれ方が軽薄で、誰一人にも感情移入することが出来なかった。それから、架空の国の大使館員が出てくる一連のシーンのくだりは蛇足。ない方が良かったと思った。
まあ、そんなことよりも館内のお客はフランス人が大半なので、途中から映画の内容よりも観ている観客の反応が気になった。自分を一般的な日本人として考えた時に、このシーンでは普通笑わないよなあ〜と思う箇所で笑っていたり、こうも感じ方の違いがあるのかと思った。自分が観た回は音声オリジナルの字幕フランス語だったの、フランス語の勉強にもなったので良かった。しかし、字幕とはいえヤクザの会話のやり取りがフランス語だと、ニュアンスが全く変わってしまっていて面白かった。たとえば、頭(親分)。字幕ではmonsiurと訳されていたがムッシュって!かまやつ!?そんなんじゃないよ!
奇遇にも歌詞にも出てくるシャンゼリゼ通りにある映画館で観た。
とにかく監督としてよりも、芸人&役者(本人が監督していない作品に限る)としてのビートたけしが好きだということだ。
「血と骨」の時の役なんて、本当に狂気そのものって感じで怖かったもんな〜。
by redballoon13
| 2010-11-30 06:56
| 仏蘭西にて